(茨城県牛久市/稀勢の里ファン)
女だからって甘く見ないでくれよ。あたしはね、昔番長って呼ばれていたくらい相当怖い人だったんだ。小学生時代、あまりにも背が高くてバカにされたのが悔しくて、こうなったらむしろこのでかさを活かして強くなっちまえ!
ということで、気合で筋肉を付けまくっただ。そして、中学、高校、大学と柔道をして生意気な男をとっちめてやったのさ!さて、そんな私なんだけど、シンプルに言うよ。ブラックなんだ。どんな審査が緩いと言われている消費者金融で審査を申し込んでも落ちるんだよな。ふざけんなってんだ!
ん?私みたいない怪力なら、電話ごしにでも担当者の首を締めて金が絞りだせるって?馬鹿野郎!審査に落ちた私の気持ちを逆撫でしやがって…こっちこい!すみません、取り乱しました。
まぁ、ともかくもうブラックになったから、審査には通過しないのだ。どうしてこんな強い私がこんなブラックになってしまったか、ということだろうな。実は、こんな私にも昔彼氏がいてそれはもう、勇ましいライオンのような男だったんだ。
その彼氏はバイクが大好きで、いつか二人で大型免許を取ってドライブに行きたいという夢を語ってくれていた。心底惚れていた私は、その言葉を信じて猛勉強してバイクを買うお金を貯めたんだ。でも、当然アルバイトでは足りずにアイフルなどで審査を受けてお金を作っていた。
これは、悲しいが仕方ないのだ。そんな矢先、彼氏が浮気して他の女のところにいっちまったんだよ!フリフリのスカートなんか履ください女で、彼氏のやろう「女の子と付き合いたかった」といい放ちやがった!私は何だ!女でも男でもなきゃなんだ!バカらしくなって散財。
気付くと、ブラックになってた訳だ。そこで、審査落ちでも借りれる街金ってところがあってブラックでも審査に落ちないという広告を発見した。審査に落ちないって、あり得ないだろう?と思っていて連絡すると、優しいお姉さんが凄く親切に話を聞いてくれたんだよ。
審査に落ち続けるあなたを応援している、ってな感じかな。今迄、男を蹴散らすことしか頭に無かった私は生まれ変わった。このお金で、フリルのブラウス買ったくだいだからね。